ごあいさつ
先人に導かれつつ芭蕉以来の伝統俳句を学んでまいりました。俳句は私にとりましてはこれほどのものはないという思いでおります。ただ信ずるところの俳句が世にみられず、そのことをなにより寂しく思っております。このホームページは、まことに烏滸がましいことですが、創作、俳論など、折に触れ書き溜めたものを随時掲載させていただき、多く同好の方々のご批判、ご叱正があればと開いたものです。
俳句の是非につきましては、私だけでなく多くの人々が疑問を抱いておられることと思います。今の俳句は一言で言えば芸術として大きく崩れつつあるということではなでしょうか。知を競い、利にはしる俳句が氾濫し、虚子が予言しましたように、今まさに新聞、雑誌、テレビ、どこを見ましても月並み俳句が全盛の時代の観がいたします。わたし自身、偉そうなことが言える資格はありませんが、同じ嘆きを抱いておられる方がお一人でもおられればと、わたしの信ずるところを披瀝し、切磋琢磨いたしたいと思っています。 この世は常に渾沌です。芸術だけは渾沌であってはならないと思います。この後も少年のような気持ちで伝統俳句の道に精進して参りたいと思っております。
平成十六年三月三日